mao1938’s diary

徒然なるままに・・・(略)・・・あれこれ述べる。Twitterは@mao1938

メモ

〇小西誠の2冊あるマルクス主義軍事論。

一般に”極左冒険主義”と呼ばれる時期に関連した(幾多の誤りは前提として)記述で。

「当時の闘いは特高、右翼暴力団憲兵という反革命暴力の集中のなかで、街頭宣伝一つが、労働者のスト、農民の争議の一つ一つが武装自衛の闘いなしに貫徹できなかったのである。いわんや治安維持法の改悪は共産党員であることを理由に死刑、ないし無期懲役に処すとしており、このなかで、党を守るためには、この武装は不可避であった。重要なことは、この党と人民の不可避的な自衛武装の闘いを大衆闘争の武装的発展(とパルチザン闘争による革命軍建設)へと意識的積極的に高め蜂起の準備の戦略を堅持する観点からこれを軍隊内の闘いと結合するさせること、すなわち現代革命の軍事路線が求められていたのである」(『現代革命と軍隊 世界革命運動史の血の教訓』新泉社、1984年の76p)。

この本は学ぶこと多いが反帝・反スタ論とかその適用部分には違和感。この点は30年代情勢云々とか現状分析とからめて考えたい。

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◯党なき?時期とか大衆運動

大衆運動とか文化運動研究はいろいろされているんだろうな。時間あったら学びたい。大庭伸介『レフト』は京浜グループ事件や港南とかの紹介からその他労働者運動史、党と大衆運動の関係も深く考えさせる。

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 〇参考、小山弘健(1967)『増補版 日本マルクス主義史概説』芳賀書店より

この本は講座派・労農派系記述あたりで勉強になり、小山の統一戦線や戦線統一云々とこの時代認識は密接なのかなあとも思う(神山茂夫経由とかもちろんあると思うが)。

☆ブンド

「世界プロレタリア革命なるものは例えば黒田の場合のように、スターリン批判やハンガリー事件の衝撃による思考転換の結果提起されたのではなく、国際的・国内的な政治的危機の現実を打破するための運動の方向を模索する過程で、その方向を論理化するために提議されたにすぎないのである。そしてこのようなプラグマチックな問題提起の形は、その後共産同の歴史のなかに何度となくあらわれる」371p

黒田理論はおいておくが、ここはなるほどと。最近知人と話していて、その人の、歴史のなかにアイマイな、実は受動的な行動主義の"ブント的なもの"のイメージを"発見"(願望の投影?)するような見解に違和感をもった。それだけだが。

ハンガリーとか日共とか武井昭夫

「武井論文が、あくまでも事件の根因をハンガリー党の誤謬に求めていたのに対して、宮本はこれを転倒させ、外部陰謀説を展開したわけである。また武井が、教訓として日共の思想体質の是正を示唆したのに対して、宮本は、・・・・・・党の統一を大義名分にした討論へのワクどり、統制強化の教訓を、我田引水的に導き出したのである」p342

 

私もよく我田引水的に引用をしてしまうな。